カテゴリー別アーカイブ: 地球物理

コンパスは南極(S極)を向く

(2024/05/15).

 地磁気について少しややこしい話になる。

 地球の北極が南極で、南極が北極だ。と言うとてもややこしい話だから。何でこんなややこしい話をしなければならない事態を来したかは、申し訳ないが全て『理論物理学』の怠慢が原因だ。

 古い記事に、地磁気とコンパスがある。

 地磁気は地球表面のエネルギー流の物理現象なのだ。その意味を上の記事にした。
 「地磁気とエネルギー流」 上の図は、地球の周りを東向きに、地球の自転を支える向きに、強いエネルギーが光速度で流れている事と解釈したものである。とても突飛な科学論的検証なしでの解釈で、顰蹙を買うようではあるが、『電子』の解釈論よりましであろうと🙇。

 磁気の物理的意味は磁束などでの解釈は間違いである。自然世界には磁束も電荷も存在しないのだ。電流によって、即ち電荷の流れによって磁束が発生する等と言う、とても古典的な電気磁気学理論が、物理学者に信奉されている現実がとても滑稽な事である。『静電界は磁界を伴う』の実験結果で、『電荷』概念の物理学理論の矛盾を唱えた。それでも物理学理論が古いまま科学理論の世界を支配している滑稽さ❓
 その後の最大の検討課題は『磁界』と言う物理的意味の解釈であった。その結論が、磁界・磁気概念の本質 に示した内容であった。
 ここでもう一度、物理学における基本的要点として、地磁気の物理的意味を振り返って、解説して置く。南極大陸が地球の北極だ。地球の北極、アラスカ地方が南極だ。北極と南極が混乱した解釈論となるのは、物理学理論が全く論理性なしに社会を風靡して来た結果だから、止むを得なかろう。

 更に、付け加えれば、万有引力説も一つの解釈論ではあるが、何故太陽系が独楽状の一体構造の太陽系を成すか、どんな物理的意味か、どう解釈するのか知りたいと願う。北極・南極上空に繋がる軸性エネルギー流が、もしか太陽と繋がっていればと儚い希望を持っている図の表現でもある。惑星全体の自転・公転の不思議を思って。

 この記事を印す直接の原因は、最近報じれれている『太陽風とオーロラ』の物理的意味を考えての事だ。

  

電界と絶縁破壊

(2024/04/07).

 標題を見れば、電気磁気学の初歩の講義内容のようで誠に申し訳ないような気持ちだ。先日も、高校生の運動中に雷が落ちて、恐ろしい事故となった。言葉で〈雷が落ちた〉とはよく使う表現だ。〈落雷〉とも言う。しかし⦅雷⦆が落ちると言うような事は無い筈だ。天から何か⦅雷⦆と言う怪しい者が落ちて来るような意味に取れるが、そんな事はない筈だ。確かにそのように言いたい程⦅雷⦆と言う現象は意味が分かり難いのだ。いや、一般の人も電気の専門家も良く分かっていると思っているだろう。それは今でも、電気の話と成れば、必ず『電荷』や『電子』によってその物理学理論は解説され、授業で教えられるているから。しかし本当の自然世界には、そんな『電荷』や『電子』などは実在しないのだ。教科書も教育も間違っているのだ。〈雷〉の意味が解らないように、電気に感電すれば心室細動が起き、命も失うように恐ろしい事が起きる。雷はそれ程、意味の分かり難い物理現象を引き起こすのだ。雷の正体 (2012/11/13) など過去にもいろいろ書いた。

 考えて見たら、結局物理学理論が科学者向きの特殊な難しい解釈法に成っていると言う事だ。様々な概念を創り出し、自然世界に『電荷』等と言う特殊な物理量が実在する訳など無いのだ。簡単に言えばそこに根本的解釈の間違いが有ったのだ。『電界』とは何か?電気磁気学理論の基本である、『電界』や『磁界』と言う理論用の概念の物理的意味を明確に認識していないところに根本的間違いがあった。

 高圧送電線路。500 [kV],1000[kV]等と言う超高圧送電線路もある。鉄塔は大地に立てられているから、アースだ。電線が3本で3相交流回路を構成し、アースの鉄塔と電線は磁器碍子で絶縁支持されている。電線間も間隔が広く、空間の絶縁距離が大きく取られている。送電線路は電圧が高く、その電線間の絶縁を空気によって保持している。空気の電気絶縁性能によって、送電線路は成り立っている。

 さて、空気の空間は電気磁気学理論とどのような関係に在るだろうか。理論では、『電界』と『磁界』、記号で E[V/m] 、H[A/m] 等と電圧の単位[V]、電流の単位[A]が基本となって理論が構築されている。空気の絶縁性能は、その空間に『何か』が存在する事で、その空間の状態が変る意味を評価する事だ。影響を与える物は何か。その『何か』が原因で絶縁が破壊されて火花のアーク放電障害の故障を引き起こすのだ。空気中の何が『電界』と言う物理的評価量の基に成っているかを認識する問題なのだ。

 空気の空間の物理的解釈法の手法に、真空透磁率と真空誘電率がある。この定数は自然界でどのような意味を持つか。それは自然科学理論を展開するに極めて重要な意味を持った定数なのだ。自然世界は「光」に支配されている。太陽光線が無ければ地球も存在しない。光の物理現象は空間の定数に因ると解釈して良い程、重要な基本定数だ。光速度 co [m/s] も空間伝播する『エネルギー(電磁波)』[J] の伝播特性もこの定数によって決まるのだ。その関係を示したのが上の図だ。この定数の空間長さ[m]はどの方向の意味を指すでしょうか?それは『エネルギー』の伝播する方向の距離[m]です。丁度電気回路空間内の『電気エネルギー』の伝播方向の長さと同じ意味だ。

 さてそこで、『電界』と絶縁破壊の空間内の物理現象の意味になる。それが『雷』の意味の解釈につながる。『電荷』など関係ないのだ。右の(A)図は球電極を1cm離して、電圧30[kV] を掛けたのだ。その電界 E=30 [kV/cm] となる。空気はこの電界になると、空気の絶縁が破壊して、火花放射現象に至る確率が高くなる。この電界は空気の状態に『何』が起きた事か。物理学や電気の教科書の解釈は『電荷』が原因で火花放電に至ると解釈される。雷では「雷が落ちた」等と言うことになる。この解釈が科学的常識論に成っている。
 しかし、『電荷』のどの様な訳で火花の放射現象になったかについての論理的説明が出来ないのだ。光になったのは『何』か?雷様が落下して、光に成った訳でもなかろう。専門家も『電荷』が衝突するとが光に成ると言う物理的現象の説明が出来ないのだ。『電荷』が光から構成されていると言う理論・訳でも無い。

 『電荷』による科学論では、深く具体的にその詳細を追究すると、何も答えられない曖昧な解釈の押し付けで済ます事になっている。論理性のない、意味不明な「クーロンの法則」の表式で。

  図(A)の球電極ギャップに火花放電が起きる原因は、その空間の『電界』と言う電気概念の正体が実はその空間内の『エネルギー』の分布状況を評価した技術量なのだ。『電荷』など無関係なのだ。その意味を(B)図に示した。球電極の負側の電極近傍空間に、密度が高い『エネルギー』分布が出来る。同じ電圧でも、空間ギャップが大きければ、『エネルギー』密度が小さく空気の絶縁性を脅かさないから、火花放電には至らない。

  電界とは空間の『エネルギー』の分布密度勾配の強さを評価する技術概念だ。『電界』が『電荷』に因る等と言う誤った電気磁気学理論が根本的な間違い理論なのだ。自然はそんな複雑な物理量・概念は持ち合わせて居ない。人間が、研究者と言う専門家が解釈用に、理論用に仮想的に創り出した概念でしかないのだ。

 図(B)のエネルギーの分布形状がどの様になるかは、実験的に観測できないから、検証できるような図は示せない。あらゆる電気現象を広く、それぞれの人が深く経験して、認識を深めて到達するより外に、真理に到達することはできなかろう。それは結局哲学になる。

 雷の火花放電に至る空間の現象を、よく観測して、光が何故『電荷』から発生するかの訳を明確に理解するより外はない。『電荷』に論拠を置く限り、論理性はそこには見えない筈だ。〈雷〉の物理現象を理解するには、海から蒸発する水蒸気の『熱エネルギー』の行へと上空の冷気との関係を総合的の捉えて、解釈する必要がある。『熱エネルギー』が何処に消えるかを理解して欲しい。光も熱も同じ『エネルギー』であることを知らなければならない。

 電気磁気現象はすべて、導線内を流れる『電子』等と言う妄想理論には無関係である。すべて光と同じ空気の空間を光速度で伝送する『エネルギー』の流れであるのだ。その『エネルギー』に対する空気の絶縁耐性が火花放電を引き起こす原因である。『エネルギー』分布の空間分布密度勾配が『電界』の意味でもあり、その強度が絶縁破壊の原因となり火花放電となるのだ。こんな話は余りにも、日常生活的で、科学論文にも成らない市民的話題だ。
 
 筆者も、大学学部の卒業研究の課題が『炭素電極ギャップの放電電圧特性』であったと、薄々覚えている。少しは高電圧は馴染みがある課題だ。

地磁気の正体 地表の軸性エネルギー流

(2023/09/17).

地磁気の正体を的確に説明するには、何をどの様に説明すれば良いか。とても難しい問題だ。検索すれば、日本では気象庁や地磁気観測所等が専門的な解説を示している。『マントル』が地球の内部に在って、それが原因のような解説や太陽風との関係で解説されているのもある。

しかし、それらは専門家の解釈として当然のものだろう。しかし、筆者にはその解釈が理解できないのも確かだ。

『磁気』とは何か❓
その発生原因をどの様な物理的現象と説明できるのだろうか❓「アンペアの法則」に因るとすれば、電流がその原因となる。電流は『電荷』の流れる時間微分と言う定義だ。しかし『電荷』が流れても、『電荷』には本質的に『磁気』は含まない筈だから、『磁気』を含まない『電荷』が流れたからと言って、どの様な物理的現象として『電荷』から離れた空間に『磁気』を発生すると言えるのだろうか❓その『電荷』の流れにより『磁気』が発生する論理的な説明が出来なければ、幾ら伝統的な「アンペアの法則」であっても、科学理論としての論理性がそこに残念ながら無いと言わなければならない。それは物理学理論ではなく、専門家用の学術理論擁護の解釈論でしかないのだ。

『マントル』とは何か❓
その『マントル』と言う物の物理的実体を説明できるのだろうか❓何故、地球の内部にそんな意味不明のものが回転して流れる必要があるのか❓

『磁気』については、『静電界は磁界を伴う』の実験結果に対する解釈を示すに、最初の要点となった。『電界』と『磁界』が別々に単独で存在する電気磁気学理論の根幹を否定しなければならなかった。『電界』があれば、そこには必ず『磁界』が存在する事だから。その意味を、磁界・磁気概念の本質に示した。また、マグネット(エネルギー保持機能)  にも解説を示した。N極 S極がある訳じゃない(2022/06/27) の記事にも、NSという磁極表現は軸性エネルギー回転流の軸を見る向きの解釈でしかないことを説明した。自然界の目の前の空間を支配している『エネルギー』を認識する事が物理学理論を論じる基本的要点である。その『エネルギー』の何たるかを認識せずに、物理学理論が論理的であり得ることは不可能だ。(追加)、磁場とは何か?₋物理学の命題- 

それは子供達への、科学者の社会的責任となる課題になる筈だ。

水面波の正体『圧力エネルギー』

(2023/09/14).

 「光の正体」と検索した。光の正体を解説しようと思って、どの様な解説がなされているかと調べた。しかし驚くような、頓珍漢な解説としか思えないものが並んでいた。筆者には全く意味の理解出来ない内容である。子供達にこのような解説がなされているとは、何か大学の理学部の学術理論の授業用教材を提示しているように思えた。しかも、大学理学部でどれだけ自然世界の不可思議に思いを致し、疑問を解こうと考えているかがその解説には見えない。決まった過去の解釈用学術理論を後生大事に守っているだけの内容でしかないと思えた。

 そこでは、先ず『波』の意味の解説として、水面波の様子の意味の解説で『波』という解釈用概念が説明される。横波と縦波の見方で、水面波は横波に分類される。しかし水面波の発生原理、物理的現象などの解説は無い。こういう波が発生するから、それはこのように解釈する。と全く発生原理の解説はどこにも無い。

 だから、まず水面波の正体を筆者なりに解釈して置きたいと思った。そもそも、どの解説を見ても、水面波の発生原因について解釈が示されていない。『圧力エネルギー』という意味も殆ど考えていないようだ。

 (1)水面波の波形。

 先ず、水面波の解説では、その波形が正弦波であるかのような解説から始まる。決して正弦波になど成らない。水面の波をよく観測すれば分かる筈だ。昔ある機会に、ある物理学の偉い方が仰っていたのを聞いて驚いた。『私は自然世界を観ないようにしている。』と。物理学で何を研究するのか不思議であった。

 水面の波源から四方へ円環状の波面で拡がる。波源の付近ではその波形は波の先端が急に立ち上がる衝撃波状の筈だ。先に進んだ時には正弦波に近く見えるが、基本的にその波の原因は何かと言う事が分からなければならない。

 波が横波か、縦波かという前に、波の発生原因は何かが分からなければならない筈だ。何かがその自然現象の基に在るから、そのような現象が起きるのだと。

(2)水圧エネルギー。
 水面に今球体の物体を落としたと仮定する。

その球体は水中の底に向かって落下して行く。その球体が進行する水中での水に作用する意味が水面波の発生原因であることに間違いない。何故その物理的作用が、水の表面に波を発生するかが、物理現象として解説されなければならない筈だ。日本学術会議の提言「理科基礎(仮称)」を読む―エネルギーと波―にも同じような事を述べた。 さて、図(2)の様に、水中に落下する球体の周りにどのような現象が起きると考えるか。水中の落下速度 v の大きさで、その球体によって水圧の掛かる空洞部が発生する。そこに周辺から水が流れ込む。その流れは水中で周辺部にも広がる。それが、水の慣性の持つ特性である。球体の水中での降下によって引き起こされる水圧の波及現象が基本的な水面波の根本的な原因である。その水中での水圧の物理現象をどの様に解釈するかが、大学などでの物理学理論の社会的役割であって欲しい。

 (3)圧力エネルギーの伝送。

 水面波は水が上下に変化する。その波の形状から「横波」というようだ。波の進行方向に対して、垂直に波打つからだろう。しかし、波の正体は水媒体に乗った『圧力エネルギー』の円環状に広がる進行方向への縦進行波なのである。上下に振れる大きさは、その水媒体にのせた『圧力エネルギー』の大きさの表れなのだ。
 津波の伝播速度は 200[m/s] 程のとても速い速度だ。しかし、水面波の速度 v はどの程度かを知らない。せめて、大学の理科教室では分かっている筈と思うが、それを情報発信して欲しい。高速度観測機器が有るから、その程度の事は分かって当然と思う。観測しないで、水面波が横波だ等と言っているとしたら、その態度を理解できない。大学の社会的役割は何だろうか。経済的競争科学技術の役割・機能だけではなかろう。

 この水中の水圧のエネルギーの物理的解釈が無いから、津波の真の意味が専門家が理解していないのだと思う。津波とそのエネルギー がある。

 先ずは、『光の正体』とエネルギーの関係を述べる前に、波の意味を水面波についての解説で示した。

 

過去を振り返って(地磁気と電磁エネルギー流)

 ここに反省を込めて!
 我が珍妙なる過去を記憶の限りで記録してみよう。1988年の暮れに、我が身の存在の意味を確認する為、代わりの研究方法を求めて雲隠れ逃走をした。長く35年程経過した今だから分かった事だ。公立学校共済組合、文部省共済組合の何方にも加入していなかったようだ。それは学校の教員と言う教育者でも、学術研究に携わる研究者でもなかったのか?とその訳と意味を理解し切れていないままに居る・・。政治も行政も正義のために存在すると安易に思って、疑いなど持たなかった。しかし今は、とても不審に思う事が多い。

 32 電磁界の物理的概念と地磁気の解釈 (昭和63年電気学会全国大会)。

 研究者とは何か? その何も分からない、闇夜を彷徨うが如き過去の時代の流れの中で、発表したものが上の標題の投稿だ。この論考で、明らかに間違っていたと分かったのでその訂正を兼ねて、現在の「地磁気の物理的解釈」を述べておきたい。また、その投稿者名が筆者一人だけである。研究者の所属、講座について何も考えていなかった事を思うと、我が無知を恥じ反省しなければならない。

 前の1987年10月、「電磁エネルギーの発生・伝播・反射および吸収の関する考察」電気学会電磁界理論研究会資料:EMT-87-106. を発表していた。
 それも筆者一人の投稿者である。どこの研究室に所属している訳でもない。ただ、その年、1987年の年末に、パワー研に誘われて、年末の忘年会に参加させて頂いたが、既に研究対象を物理学理論・電気磁気学理論以外に自分のできる研究対象は無いと思っていた。恐ろしき無知を反省すれども他に進む研究の道は無かった。

 上の論文の間違いは、電磁エネルギーの光速度伝播の上空電離層での反射現象として解釈していた事だ。現在の地磁気現象の認識は、地球表面を自転の方向に電磁エネルギーの光速度伝播流が存在する。その電磁エネルギー流と言う解釈は正しかったのだが、電離層での反射現象では無かった。
 しかし、読み返しても面白く意義がある内容と思う。 1.まえがき と 4.むすび には、今の結論に繋がる意味が既に指摘してあったので再掲したい。

1.まえがき  現代物理学の重要な分野に電磁気学がある。筆者はその電磁界解析に対して、Maxwell電磁場方程式は十分条件を満たしていないと考える。真空自由空間における電磁現象を波動の伝播と言う概念でなく、電磁エネルギーの光速度伝播現象として捉え、その必要・十分条件を満たす空間瞬時電磁界ベクトル解析式を提唱した⁽¹⁾。電磁界に対する本理論の意味を簡単な実験によって確認し、直流定電界(静電界のこと)中に磁界が存在することを報告した。この実験事実について考察し、電磁エネルギーの光速度伝播という概念から電磁気学を統一的に解釈することを試みた。その結果電磁界理論の重要な基礎概念である電荷や電流までも棄却しなければならなくなってしまった⁽²⁾。
 自然現象の物理的概念は単純でしかも統一的な基礎概念に必ず就職するという哲学的願望を捨てることはできない。自然現象を深く認識しようとすれば、今までの理論的考察の拠り所としていた基礎概念をつぎつぎと捨て去らなければならなくなり、最後に残るものは電磁エネルギーの光速度伝播現象になると考える。この電磁エネルギーの概念についても現在の十t頃明確な説明はできないが、本論文では不明確ながら電界と磁界という二つの電気的概念を考察の拠り所として、電磁エネルギーの光速度伝播という物理的概念および電磁エネルギーと電磁的質量との等価性について論じる。(また、この電磁エネルギーの反射現象について考察し、地磁気の発生原因を電磁エネルギーの反射現象として捉えるべきであることをていきする。)この部分は明らかに、誤りであったので削除となる。
 
 2. 電磁界と電磁エネルギーの物理的概念  

 3. 電磁エネルギーの反射と地磁気の解釈

 4. むすびー現代物理学の基礎は何かー   現代科学の学問体系は高度に専門化され、各専門分野ごとに独自に発展して来た面もあり、その専門用語にしても分野によってその意味や概念が必ずしも同一とは限らない。自然科学の目的が自然現象の奥にある心理やその基本法則を明らかにすることであれば、各分野の拠って立つ基礎概念が統一されていなければならない。しかし、「多くの点で今日は基礎が不確かで土台が動揺している時代であるように思われる。⁽³⁾」は今日まで続いていると思う。筆者はその統一的な基礎概念として、電磁エネルギーの光速度伝播という概念になるのではないかと思う。Bertrand Russell の「質量は単にエネルギーの一形態である。・・・物理学において基本的なものは物質ではなくエネルギーである⁽⁴⁾。」という言葉こそ物理学の本質を述べていると思う。
 本論文では、電磁エネルギーと質量の等価性や地磁気の発生原因が電磁エネルギーの反射現象であることを論じた。

 現在は、地磁気の原因を 世界は軸性エネルギー流によって創られた。 の中の地磁気とコンパスに示したような現象として捉えている。

参考文献
(1) 金澤:『静電界は磁界を伴う』-この実験事実に基づく電磁界の本質- 昭62年  電学全大
(2) 〃 :電磁エネルギーの発生・伝播・反射・および吸収に関する考察 電学会、電磁研資 EMT-87-106.
(3)W.パウリ:物理と認識(篠田純一訳)p.49. 講談社
(4) M.ヤンマー:質量と概念(大槻義彦他訳)p.159.講談社

オーロラとエネルギー

(2023/05/29).

 はじめに。 オーロラの現象は、おそらく極地の寒気で寒いときに発生するだろう。原因の一つ。それは地球表面を地球の回転方向へ流れる『エネルギー』がある。それが地磁気の物理的原因である。コンパスが北を向く原因は地表面のエネルギー流とコンパスの軸性エネルギー流との近接作用力が原因である。又地表面には水蒸気も流れている。極地が冷気に包まれると、空気中の水蒸気が凍り、軸性エネルギー流の磁気と気体中に残された熱エネルギーが飽和し、光放射現象を起こす。要するに光放射は『エネルギー』の貯蔵限界を越えた結果の発光現象である。〈雷〉が水蒸気の空間放射熱エネルギーの飽和限界での発光現象によって引き起こされる熱(エネルギー)の飽和爆発である。オーロラもそれに似た空間飽和熱エネルギーによって起きる連続的な光放射現象と見做す。オーロラも雷に似た熱エネルギーの光エネルギー変換現象と見做す。初めにオーロラの物理的現象の解釈を示した。

 オーロラと電磁界 を昨日投稿した。オーロラそのものが、自然現象の一つの代表的な神秘に思える不思議である。この様な不思議は、物理学理論の解釈理論の研究対象に成る。天空に繰り広げられる素敵な天然色の饗宴であるから。

この図は次の記事で載せたものだ。また不可解な事に、この図がブログのメディアから消え去っている事である。改めて原図を探し出して載せた。

前に、オーロラの正体は? (2013/04/13)  にも記事を投稿していた。

 遠くの宇宙の天体現象とは少し異なるかもしれない。地球極地の天空に繰り広げられる現象である。しかし、土星や木星にも起こるもののようだ。その現象をどの様な物理現象として解釈するかはとても大切な問題と思う。その意味は、科学技術での研究は具体的な実状として、その実用上の結果が明確に表れるから、評価は明らかである。しかし、物理学理論においては、様々な解釈理論が提唱されるが、その真偽は極めて曖昧である。

 物理学理論と自然現象の解釈理論で、多くの場合で、その理論が曖昧な論理性の上に構築された場合がとても多くあるように思える。それは自然世界に、決して存在しない『電荷』が物理学理論の根幹概念として、現代の科学論の科学常識となった事に原因の多くがあるように思う。その『電荷』が科学研究者によって創造された結果、社会的混乱として未来の不安を醸し出してしまった。それはまた、その根源が空間に実在する『エネルギー』と言う物理量を認識できない科学理論の世界を構築してしまった点である。

 『エネルギー』とは何か? その意味を考えずに今日に至った不可解が厳然と目の前の障壁となっている。

 このオーロラと言う現象は、その『エネルギー』と言う物理量を考えるに好適な自然現象と思った。
 
 バートランド・ラッセル卿が指摘した。世界の物理量は『エネルギー』に集約されるだろう。と指摘された事を#末尾文献#で知った。それは、筆者が考えることと同じである。このブログで、科学理論の意味を考えた初めで、エネルギー(energy)とは? (2011/09/07)の記事 がある。

 オーロラの魅力はその天空で繰り広げられる、カーテン状の光輝く様子である。極地上空に、どの様な理屈でレース状の地球回転軸を取り巻くような光放射膜を発生させるかの訳が示されなければならない。太陽風が原因で、地球回転軸に対称な帯状の光気膜が出来るだろうか。

 先ず、光の発生原因が何か?その前に、光とはどの様な物理現象の結果として発生するのか。光とは、その空間像がどの様な物理実体なのか。光には振動する物理的実体など何もないのだ。『振動数』は光の検出法上の科学的計測法に伴って捉えられる、その機械的な評価法の数値でしかないのだ。決して横波で振動する実体など何もないのだ。空間に分布した、『エネルギー』の密度波の光速度の進行方向への流れでしかないのだ。

 『エネルギー』は空間を伝播する。理論物理学が専門の研究者に、せめて電気回路の現象を考えて欲しいのだ。そこでは『電子』などは全く不要の概念なのだ。少し古い記事、電線路は『エネルギー』が主役のLC舞台だ (2017/01/07) および昨年の、新電気回路理論 (2022/09/01) をその意味で挙げておく。

Wikipedia には、『エネルギー』とは物体が仕事をする能力の事である。等と解釈が示されている。また、温度とはエネルギーが自然に移動していく方向を示す指標である。等との解説が示されている。気体分子運動論などで解釈する温度ではない筈だ。温度も『エネルギー』が空間構造の内部に貯蔵された『エネルギー』の光と異なった形態の『熱エネルギー』の量的評価概念である。残念ながら、Wikipedia のような解釈では空間に実在する『エネルギー』の物理量を認識できる筈はない。それは電気回路現象から『エネルギー』の意味が解る筈だ。

 #文献#:質量の概念 マックス・ヤンマー 著。大槻義彦ほか訳。講談社。

オーロラと電磁界

(2023/05/28).

 オーロラは極地の上空に展開される、気体の発光現象である。地球極地研究所などで研究され、その解説がなされている。

 その中では、太陽風と言う解釈がその主要な発生原因となっているようだ。

 その太陽風は、太陽からの電子とプラスの電荷粒子がその主要な構成粒子と捉えられているようだ。

 そのような、『電荷』が基礎概念となった物理量に基づく電磁気学の教科書の解釈法が基本となっている。

 科学者のほぼすべての皆さんが、現代物理学理論の基本認識の下で科学研究を成されておられる。

 その解釈では必ず『電荷』が、論拠概念の基本となっている。『電界』は『電荷』によって空間に発生する電磁界の発生概念で、『磁界』は『電流(それは『電子』の流れ)』が流れることによって発生する空間の発生概念であると成っている。残念ながら、その現行教科書的な解釈である限り、電磁界の真相を科学的な論理性での理解が出来ていないと、残念ながら言わなければならない。

 ロゴウスキー電極空間の磁界(戻し) (2021/04/16)。更に、新世界への扉ーコンデンサの磁界ー (2011/02/20)。が電磁界の真相を示す実験結果である。 

 少なくとも、物理学理論に関わる科学研究をなさる研究者は、『静電界と解釈する空間には、必ず磁界が存在する』という意味の実験結果を学習し直す必要がある筈だ。その上で、プラズマとは何か?原子イオンとは何か?太陽風とは何か?等、『電荷』概念との関係に明確な解釈をお示し頂きたい。

 オーロラの形状は、とても不思議な天空の女神がお召しなさる、色鮮やかなレースに見える。地球上には、その表面に『エネルギー流』が在るのだ。地磁気とは、コンパスに流れる軸性エネルギー流との間の空間での近接作用力としての結果として検出される電磁気現象なのだ。『磁気』とは全く電流は無関係なのだ。マグネットのN極もS極も、ただ一つのエネルギーの流れる軸性の現象を、両端から見たエネルギー回転流の向きが逆になった状況を解釈した概念でしかないのだ。磁性材料の両端に、その極の周辺を流れる『軸性エネルギー流』なのだ。地球の地磁気も、同じく地球表面のエネルギー流の真相を解釈した状況なのだ。

滝と水源

(2022/02/05) まさに驚嘆。南米ギアナ高地の滝。

エンジェルフォール。979m の滝で、水源を持たない滝として有名らしい。

100以上のテーブルマウンテン。それは地球の人類の生れる以前の古代を残したい姿だ。そこには地球が巨木に覆われていた姿を空想してしまう。多くの山にその巨木・巨樹の化石を空想する。『柱状節理』の化石だ。古生代の巨樹がどの様な樹種かは知らない。シダ植物の巨樹であったかと、他の化石マウンテンテーブルに思う。

木賊(トクサ)と水 (2018/12/22) から想像する。針葉樹は『道管』、広葉樹は『仮道管』が水の揚水の機能を受け持っていたとある。地球の生い立ちを問う (2013/08/17)

エンジェル・フォール、ベネズエラ、エリアル8K動画 。の動画を見させて頂いて驚きだ。

滝ノ水は流れ続ける。地球は地下洞窟には水が流れている。『道管』通して揚水している。巨樹の化石なら海底の下まで通じている筈だ。想像を絶する地球の命の繁茂した歴史を重ねて現在の地球の姿になったと。

古代インカ都市の遺跡。マチュピチュは2400mの標高の地だ。豊富な水がある。マチュピチュは古代の巨樹の化石の山に思える。山全体が揚水道管で水を得ている。

科学が科学であるとは

今日カレンダー(新潟日報社)の新しいページを見た。9月は佐渡の尖閣湾の美しい風景が迫るものだ。

何方も、この尖った岩を見て何かを感じるだろうか。もし『何故』このような岩なのか?と疑問を抱かれれば、それが科学の心と思う。地球がどの様にして、ここまで大きくなったか、その訳など分かりようが無い。初めから地球が有った訳ではない筈だ。多寡が海に飛び出した尖った岩の意味など生活の足しにはならないけれども。これも科学だろう。

以前からその岩は古代の巨樹の化石と解釈している。海底の地下迄調査できればなあ!

科学は単純な疑問がその基本と思う。電気回路現象を考えても、疑問が尽きることはない。いつ迄も理解不可能な我が能力の無さを噛み締めながら。コイル・インダクタンスは自発的電圧発生の機能が無いと気付いた。他力本願回路要素か。

佐渡金山が何故金の鉱脈の山となったのか。決して『金』も初めから『金』である訳はないのだ。その回答は地質学の答える科学論の分野だろう。

古からの疑問を一つ。原子核分裂の燃料はウラン原子・ウラン鉱脈から採取される。とても高度な核物理学理論の学問分野だ。なぜ、ウラン238がウランの99%も占めるのに、単に0.7%しか無いウラン235だけが利用できるのか?おそらく核物理学理論では明確にその訳が分かっているのだろうと思う。まさか分からない事など無いと思うが、誰もが理解しておくべき日常生活の生存に関わる問題の理論的根拠でもあろうから。専門家は率先して情報発信すべき問題と思う。科学が科学であるために。

先月の8月12日と思う。NHKの朝のニュースを見て感じた。はやぶさで採集して持ち帰った岩石の分析に関する話であった。岩石の科学的分析で、その過去の歴史が分かるのかととても興味がある。地球の岩石もいとも簡単にその古代の成分分析が可能なのだろうと期待している。柱状節理の岩石分析も可能の筈だから。しかし、良く理解できなかったのだが、何か岩石内に存在する『水』の成分が科学的調査で明らかにする意味が有ると言うような話と理解した。『ソリャ―一体どういう意味か?』水は酸素と水素の化合物で、水素や酸素がそれほど分析する価値があるのかと、その科学論の意味が分からずに驚いた。それも科学が科学であるための話題なのかと。早く岩石の古代の歴史の分析方法を知りたいものだ。『金』の古代の歴史も解るのかと?『金』は初めから『金』ではなかった筈だから。地球物理学や地質学の分野だろう。

雷と電荷の物理

(2021/06/22)。とても興味ある記事が手元に在る。専門家の論説だ。

雷の正体(2012/11/13) は筆者の記事だ。『電荷』が自然界に存在するか、しないかで別れる観方だ。

長く電気回路現象の物理的理屈を考えてきた。結論は電気回路に『電荷』は無意味な概念で、そんな物理量が自然世界に存在する訳はないと確信するに至った。

だから専門家が解説する「雷」の物理現象解釈は全く間違っているとしか言えない。『電荷』など存在しないから、他の解釈に因らなければ意味が無い説だ。

雷の特徴は何か?

『ピッカ』と光の放射を伴う。先ずその光は何が光になったのかを解説しなければ、物理学とは言えない。その光が『エネルギー』と理解しているのか?『エネルギー保存則』と言う物理現象の根本原理をどの様に専門家は意識しているか?『エネルギー』の意識無しの物理論は全く信用できない。それは自然を観ようと意識しておらず、物理学論を論じているだけでしかない。それも専門的解釈論で。

その専門家の論理は、勿論電気回路での『電荷』や『エネルギー』の役割など考えたことも無い中での解説論であると思う。

見えるもの 見えないもの (2015/03/12)。雷は見えるがその本質は見えないようだ。本質は『熱エネルギー』だ。