フレミングの法則と物理学理論

(2024/05/31).

 フレミングの法則も電気回路技術の原理として重要な法則だ。物理学で学ぶ大事な項目、内容となっている。発電機や電動機の磁界との関係を理解するに大事な内容だ。

 磁界、磁気とは何か?と問えばこれも又難しい問題だ。前の記事に、N極 S極がある訳じゃないがある。

 フレミングの法則で、モーターは右手だったか?左手だったか?と思案することが多い。これは完全に頭脳の良しあしで、記憶力の力で決まる問題かもしれない。学習する時、その法則の物理学的現象の意味は教えられないからと、人任せで自分の脳の弱さを棚に上げて、責任逃れをしたくなる。しかしこれでは、その教育法が問われても致し方ない。フレミングの法則の手指の向きを覚えさせるだけの指導法は物理学の教育ではないと思う。物理学と言う教科内容は殆どそのような場合が多いと思う。『何故か❓』と言う原理的な訳を説明していない。『電流』は『電子』が電線内を逆向きに流れること(それは嘘を教育している事なんだけれども)と言うだけで全く訳を説明しないで済ます。『電子』など自然世界に無いにも拘らず。これじゃ考える物理学には成らない。

 少し図で説明しよう。
誠に乱雑な図で済みません。磁石とエネルギー流(磁力の原因)として示したマグネットの周りのエネルギー流を確認ください。磁気と言う物は、冒頭のリンク記事で示したように、磁界はエネルギーの流れなのだ。だからN極もS極も、そのエネルギー流を見る側で反対の流れに見えるだけなのだ。

 フレミングの左手の法則で、磁界の中で流れる電流に力が掛かる意味。その物理的原理は(1)、(2)および(3)の電流と磁場の関係で決まる。その物理的原理は磁場(マグネット)のエネルギー流とコイルの電流と逆に流れるエネルギー流との間の近接作用力で解釈される。空間を流れるエネルギー流間で互いに方向が強め合う方向に力が掛かる。それが『磁束』の科学的仮想概念でなく、本当の空間の物理的現象の訳である。力の方向を赤い色の矢印で示した。

 この物理的意味は残念ながら簡単にその訳を説明することが出来ない。その意味を理解するには、『電流』が『電子』の流れ等と言う間違った物理学的解釈理論から、自分の心を解放、教科書の解釈から解放しなければ無理である。『電荷』など自然世界には実在しないのだから。

 以上簡単ではあるが、法則と言う物の一つ⦅フレミングの法則⦆について解説させて頂いた。

 

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